
「自転しながら公転する」を読んでいる。
山本文緒さんの最後の長編で、
読み始めてしばらく恋愛小説だろうと思っていたし、
確かに、その要素はある。
だが、それだけじゃないんだな、と、
ほぼ半分を読み終えたところで感じている。
主人公のキャラと同様に、
物語は要点を得ないままフラフラと進む。
それはもどかしくもありながら、かなりリアルで。
人によって好き嫌いが大きく分かれる作品かも。
で、ボクは今のところ、好き。
今月の神奈川で読み終えられると思う。
楽しみだ。

「ここのカレー、ホントにうまいなぁ」
役所での視察を終えてISMさんと昼ご飯。
おいしいものが大好きな方なので、
どこで何を食べるか迷っていたが、
ご本人からぜひにとリクエストされたお店へ入った。
「夏頃にTVで取り上げられているのを観て、
ホントかよ?って思ってたけど、
これは並ぶ価値があるわ」
観光で賑わう時期は、
2時間以上並ぶのが当たり前の人気店で、
今日も11:30には着いていたが20分は待った。
「こんなにおいしいお店が近くにあって、
うらやましいよ」
「いやいや。
普段はおっかなくて来れませんよ。
並んでいるうちに昼休みが終わっちゃうんで」
「あははは。確かに。
でも、土日とか祝祭日だって混むだろ?」
「はい。長蛇の列になってます。
なので、ここで食べるのは、
カレー好きなお客さんが来て、
混み合う時間を外せる時だけです」
そんな他愛もない話しをしながらカレーを頬張り、
カフェに移動してコーヒーを飲んだ。
「今日は1日付き合わせちゃって申し訳ない」
「とんでもないです。
お役に立てたなら良かったです」
帰りがけに店のコーヒー豆をお渡しする。
「ボクが今度遊びに行った時には、
この豆でコーヒーを入れて下さい」
「そんなにすぐ来るの?
来週には無くなっていると思うけど」
笑い合って別れた。
ありがとうございました。

「これ、おみやげです。」
ISMさんはボクの会社に来るなり、
出迎えた女性事務員に、
満面の笑みでお菓子店の手提げ袋を渡した。
「ボクの町の店はまだ開いてなかったので、
この近所でおいしいお店を探して買ってきました。
あ、でも、女性の分しかないかも」
それを受取った女性事務員は、
ボクには見せたことのない笑顔でお礼を言った。
「ありがとうございます。
女性だけでいただきます」
この人はホントに如才ない。
そして、周囲の雰囲気をパッと明るくする。
「ちょっと早く着いちゃったから、
みなさんにご挨拶しようと思って」
今日はボクの町の役所へ視察に来られた。
庁舎の建替えに併せて導入した、
フリーアドレスシステムについて、
実際の運用状況や使用感などを知りたいと、
先日お電話をもらっていた。
「お手数だろうけど、
担当の方を繋いでもらえるだろうか」
「もちろんです。
運用管理の責任者にアポを取ります」
これまで、仕事やプライベートで、
さんざんお世話になって来た。
こんな程度のことなら、
いくらでも段取りをさせて頂く。
役所へ顔を出すのも久しぶりだし、
ご挨拶も兼ねていってきます!

写真:ABEMA NEWS
その見出しにつられて記事を読んだ。
この手の組織に関心も知識もないが、
これまで女性の委員長がいなかったことと、
いまなお4,700人もの会員?メンバー?がいることに、
とても驚いた。
右にすり寄っていると、違和感と不信感を覚えた」。
そんな時に中核派と出会い、
「労働者階級や民衆の立場で闘い、
信頼できると思い活動を始めた」と振り返る。
今時こんなセリフを目にできて新鮮。
特に共産党への評価には吹いた(笑)
労働者階級? 民衆?
それは誰が規定したどんな人たちか?
そして、その人たちは、
その他も含め、かなり疑問は多いけど、
夢中になれる何かを持っている人が、
どこかで羨ましかったりする。
何より、
子どもの頃、近所の大学の構内でかいだ、
懐かしい風の匂いを感じた。

ビジネスパートナーであるメーカーの社員の方々との、
お酒を飲みつつの懇親会はかなり盛り上がった。
大企業ゆえに、
同じ会社でありながらみなさんほぼ初対面。
自己紹介を交えつつ、
今回の研修に参加した想いなど、
いろんなお話が聞けた。
メーカー販社とは綿密に連携しており、
かなりの頻度でお会いしているが、
メーカーの社員の方々と接する機会はほぼ無く。
「ボクらも代売店の方とお話しすることは、
ほぼありません。
なので、こうしてご一緒できてホントにうれしいです」
参加者の中で最年長の男性が言う。
「先ほどからお話をうかがっていて、
うちの会社けっこうしっかりしてるなぁって、
他人事のように感心しちゃいました」
その言葉に一同がドッと笑いうなずく。
「まだ初日の夜ですけど、
ここを選んで良かったとすでに思っています」
「100点満点の社交辞令。素晴らしい」
ボクがそう返すと、また一同がドッと笑う。
「それでもうれしいです。
ホントありがとうございます」
賑やかで楽しい夜は、
それからしばらく続いた。

ビジネスパートナーであるメーカーの社員が来社して下さった。
リモートワーク体験と地方創生支援を兼ねた、
リスキリングプログラムの一環で、
数年前から年に1度はボクが暮らす町を訪れており、
タイミングが会う時にはごあいさつさせて頂いていた。
これまでは25〜30歳くらいの方が多かったが、
今回の参加者は25〜50歳までと幅広い年齢層で、
さらに参加者数も過去最高で。
受け容れ先である行政の担当者が、
企業と連携してプログラムを組み立て、
参加者が達成感を得られる工夫を凝らしてくれたおかげだ。
せっかく頂いた機会なので、
両社の関係性や町の特徴について話をした。
「この後の懇親会も付き合って下さいね」
弊社を出る際、顔馴染みの行政マンが言う。
「オレは良いけど、みなさんがやりづらくないかなぁ」
「大丈夫。
いつもみたいに暴れそうになったら追い返しますから」
いやいや。
「いつも」ってなんだ?
そんなには暴れてないぞ。
行政担当者とビジネスパートナーと弊社で一緒に飲めるなんて、
そうそう無い機会。
楽しみつつ、三者がより良い関係性を作れるよう、
できることをしよう。