袖口が裂けてしまったYシャツを縫った。
少し前にも同じところを縫ったよなぁ、
と検索したら3年も前だった。
その時とは違うシャツだが、
袖口が裂けるのは同じ。
その時にも書いたが、
襟が擦り切れたなら諦めがつくのだが、
袖口が裂けたくらいで捨てるのはなんか悔しい。
今回は前回よりも更にうまく縫えた。
オヤヂにしては上出来。と自画自賛(笑)
もうしばらくガンバってね。
走ろうと思えば走れる天気だった。
でも、今日は休むことに。
まずはコーヒーを飲みながら、
のんびりとTVを眺める。
「団地のふたり」を観ながら、
団地で暮らしていた頃を想う。
ファイターズ、今日は勝ってくれるかな?
いや、勝ってもらわねばならぬ。
のんびり過ごすとか言いながら、
クライマックスシリーズの行方が気になる(笑)
そんな日曜も悪くない。
「悔しいけど完敗だったな」
エスコンでの試合観戦から地元に戻り、
YKOさんと飲んだ。
ファイターズは0-2でマリーンズに敗れた。
「1回の感じなら行けるかと思ったけどなぁ」
マリーンズ先発の佐々木朗希は、
初回こそ2四球を与えたものの、
その後はコントロール重視のピッチングに切り替え、
ファイターズを散発の5安打に抑え、
8回無失点9奪三振の快投を見せた。
「負け惜しみですけど、
佐々木朗希のあの投球を観られたのは、
価値があると思います」
試合前、外野でキャッチボールする朗希を観た時、
彼が軽々と投げる球筋の美しさに見惚れ、
ちょっと背筋が寒くなった。
「あの球はエグかったなぁ。
来シーズンは日本にいないかもしれないね」
YKOさんも笑いながら言う。
「悔しいけど、この後はファイターズが勝ちます」
「そうだ。ファイターズが勝つ。ゼッタイに勝つ。
それにしても悔しいなぁ」
いい歳したオヤヂ2人が、
野球の話題を肴に酔っ払う。
ある意味、正しい日本の風景。
あぁ、楽しかった。
「あんなに安全運転とは思わなかった」
スタジアムへ向かって歩いている途中で、
YKOさんが言う。
ボクはバイクでもクルマでも事故をしているので、
やたらと飛ばすという誤解を受けている。
「いつもあんな感じですよ」
「最近は、だろ?」
くだらない話をしながらも、
気持ちは盛り上がる一方。
少し離れた駐車場だったので、
途中でタクシーを拾おうと言いながら、
結局スタジアムまで歩いてしまった。
天気が良く暖かかったので、
そこそこ汗ばんでおり。
スタジアムへ入る前の予行練習として、
ボールパーク内のお店でビールで乾杯。
少し落ち着いたところでスタジアムへ入場。
あちこちを見て回ってから着席して、
試合開始を待つ。
小学校5年の時、同じ野球チームのメンバー数人と、
少年ファイターズに入会し、
何度も後楽園球場へ試合を観に行った。
その頃と変わらぬ胸の高鳴りを感じつつ、
試合開始を待った。
今日はビジネスパートナーであるメーカーの社員の、
リスキリングプログラムの最終日。
リモートワーク体験と地方創生支援を兼ねたもので、
参加者が3グループに分かれ、
研修内容についてプレゼンするとのことので、
ボクも視聴させて頂いた。
正味3日間なので、
失礼ながらさほど期待はしていなかったが、
その予想を見事に裏切って下さった。
短期間であるがゆえに、
さらには、初めて接する課題だったが故にか、
極力無駄を省いて、
シンプルに核心に迫ったことが伺えた。
ボクが暮らす町が抱える課題の多くは、
突き詰めれば日本が抱える構造的問題に直結し、
北海道の小都市はもちろん、
小規模事業所が解決できるものではないとの、
安易な諦めに繋がるケースが多い。
だが、今回の参加者はそうした言い訳を排除し、
自助と共助と公助によって、
負のスパイラルから抜け出す方策を探ってくれた。
すべてのグループのプレゼンが終わってから、
参加者のみなさんとそんな話しをさせて頂いた。
「今度は東京で」
別れ際、そう約束して、
みんなが乗り込んだバスに手を振った。
先月末に自宅前の丁字路に、
新しい街路灯が設置された。
この周辺は冬期の除雪でかなり高い雪の壁ができ、
極端に見通しが悪くなり、
ただでさえ歩行者や自転車や車が、
おっかなびっくり通過している。
地元民はそれでなんとかなっているが、
近隣のホテルや民泊の利用者は、
不慣れな上に土地勘も無いので、
夏場ですらけっこう事故が起きていた。
冬の北海道はただでさえ、
止まらなきゃいけない場所ほどよく滑る。
その場所の見通しが悪く暗ければ、
なおさら事故の発生率は高くなる。
放置すればいずれ大きな事故が起きるだろうと、
ヒヤヒヤしていた矢先だったので、
ちょっとホッとしている。
この冬もどうか事故が起きませんように。