夢で見る街がある。
その場所に強く憧れ、
そこで暮らす自らとその夢を投影する街ではなく、
なぜか夢に出てくる街。
それはたぶん架空の街であり、
これまでに何度か夢に現れている。
新宿や渋谷や池袋クラスの巨大な駅があり、
そこから徒歩で5分くらいのところに、
別の路線のちょっと小さめの駅がある。
だが、2つの駅名は別で、アクセスもよろしくない。
そんな雰囲気を想像すると分かりやすいかもしれない。
で、今回の夢でのボクは小さめの駅側の街の、
小さな一軒家で母と2人暮らしをしているようで。
「いま駅に着いたけど何か買って帰ろうか?」
オフクロに電話をしながらも、
どこかで一杯飲んで帰りたいと思っている。
「今日はお昼が遅かったからね。
もう少ししてからなにか軽く食べようかな」
ボクの気持ちを見透かしたような返事。
「了解。じゃあオレは駅前で何か食べて帰るから。
ほしい物を思いついたらラインして」
電話を切ってあたりを見渡すと、
大きな駅のビルの灯りが宵闇を照らしていた。
それをしばらく眺め、
スマホをコートのポケットに戻した時に、
タバコがないことに気づきため息をついた。
そこで目が醒めた。