あまりの暑さに、床屋へ。
せめて髪くらい短くしなきゃ、
ろくに眠れないほどの暑さが続いているのだ。
「こんな暑さ、私だって知らないよ」
いつものように若旦那のNROくんと話していると、
いつも以上に母さんが話にのってきた。
「店だって朝の涼しいうちにエアコン付けなきゃ、
ぜんぜん冷えないから。ひどいもんだよ」
「オレの部屋エアコン無いから地獄ッス」
「悪いこと言わないから、買いなって。
熱中症になってからじゃ遅いよ」
「横浜のオフクロにはオレがそう言ってる」
「その横浜よりも暑いんだからね。たまんないわ」
髪を切り終えて店を出ると、
ムッとした熱気が身体を包み込む。
ほんと、今年の夏はちょっとヤバい。