
「9時にガレージにて待つ」
昨夜TORさんからのメッセージが入った。
「ついでもあるし、行こう」
以前からお誘いしていたバンクシー展。
当初は5月末まででお互いの予定が合わず断念。
だが、7月3日まで会期が延長され、
今日が最後のチャンスだった。
「お前に誘われなきゃ絶対に行かないわ」
そんなセリフとは裏腹に、
ユーノス・ロードスターを磨いていた師匠は上機嫌。
「蕎麦屋は探したか? 温泉はどこにする?」
クルマの中はいつのものようににぎやかで。
行きの峠は師匠が運転し、途中のコンビニで交代。
TORさんはいつものように助手席でビールを開けた。
単調で退屈な街中や高速と帰りはボク(笑)
札幌でちょっとした用事を済ませてから会場へ。
と、入ってすぐに人だかり。
何かと思えば、
作品やバンクシーについての解説を、
展示で読んだりアプリで聴くための準備をしたりで、
人の動きが止まったいる様子。
「これ、もう少しなんとかならないんですかね?」
ボクが愚痴ると師匠が笑う。
「意図的な仕掛けだろ、きっと」
あぁ、なるほど。
よほど好きな人でない限り、
自分が観たいもの以外はスルーしがち。
そこで、順路を設けて脚を止める工夫を凝らし、
いろんな作品をゆっくりと楽しんでもらうのが狙いか。
ならばと、師匠と2人で風刺のきいた作品を堪能。
気づけば90分近く滞在していた。
「腹も空いてきたしそろそろ行くか?」
グッズも買って大満足。
少し離れた蕎麦屋へと向かった。