
「コロナになった。
申し訳ないが明日はキャンセルさせてくれ」
昨夜、KYSから電話が入った。
「キャンセルはぜんぜんかまわないよ。
大丈夫なのか?」
「熱は無くて喉の痛みと倦怠感かな」
北海道遠征は叶わなかったが、
KYSはこの週末からの連休に併せて、
かなり長い距離のツーリングを計画していた。
「週末は走れそう?」
「順調に回復すれば予定通りと思ってる」
「そう思える程度なら大丈夫だろうけど、
困ったことがあったら連絡しろよ」
「ありがとさん」
心配されるのが苦手なヤツなので、
元気そうな声を出そうとしてはいたが、
そこそこ辛そうだった。
こじらせなきゃ良いけど・・・。