Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

勝ってこそ

ゼルビアへの批判が絶えない。

 

で、その内容がけっこう厳しくて、

読んでいて複雑な心境になった。

 

町田はボクの生まれ故郷の隣町だし、

Jリーグ発足前からFCがあって、

優秀な選手を育成してきたのも知っていた。

 

なかなか昇格できなくても、

熱心なサポーターが支えているのを実感していたので、

J1昇格はとてもうれしかった。

 

さらに初昇格でずっと首位にいるので、

すごいなぁと感心しつつ、

どんなフットボールをするのか、

ちょっと興味を持っていたが・・・。

 

批判的な書き込みの内容を勝手に要約すると、

ファールも厭わないほど球際に厳しく、

ロングボールやロングスローを多用。

PKではボールを濡らし、

ロングスローではボールをタオルで拭く、など。

 

ファールはともかく、

それ以外はルール上ほぼ問題はなく、

非紳士的とか非スポーツマン的など、印象のこと。

 

それでも気になるのはよく分かるし、

特定の選手ではなく、

監督やチームがここまで叩かれるのは、

確かに稀なケースだと思う。

 

ただ、ゼルビアは昇格したばかりのチーム。

コンサも含めJ1に定着しているチームは、

それを負けの理由にしてはならないと思うし、

大騒ぎするのもどうかと思う。

 

今回の騒動を見ていて、

小嶺監督時代の国見高校に対する批判を思い出した。

 

「蹴って走るだけ」

 

黒田監督が指揮を執っていた青森山田高校にも、

同じような批判があったと聞くが、

それでも、両校が一時代を築いたのは事実。

 

パスを華麗に繋いで奪おうが、

フィジカルで押し切って奪おうが1点は1点だし、

美しいフットボールで勝とうが、

泥臭い勝利だろうが、勝ちは勝ち。

 

ゼルビアはJ1昇格を目標などにしておらず、

本気で優勝を狙っている。

その目標を達成するための貪欲さは、

ちょっと乱暴かなと思う反面、

うらやましかったりする。

 

もう一度言うが、

こういう強いチームがいてくれてこそ、

光るフットボールがあるし、

その闘い方で勝たなきゃと思う。

 

じゃあゼルビアの闘い方が好きかと問わればNoだし、

コンサがその闘い方で首位にいたとして、

応援するかって言われたらNoだけど(笑)