十勝清水で蕎麦の名店へ。
10分ほど待ったが、
なんとか念願の蕎麦にありついた。
「ここで何件目だっけ?」
KYSがニコニコして訊く。
「6件目、かな」
「あはははは。ほんとにやっとだな。
それは抜きにしても、やたらうめぇ」
給油を終えて日勝峠を越えて夕張へ。
コンビニでコーヒー休憩をしつつ、
札幌への道順を考える。
「札幌まではどうやっても退屈な道が続くんだよ」
夕方の混雑に巻き込まれる前に、
なんとか札幌のホテルにたどり着きたい。
「オレは都会で暮らしてるから、
混雑なんて気にしないけどね」
KYSがニコニコして言う。
ムカつくがボクが渋滞が苦手で嫌いなのは事実。
「遠目でも良いからエスコンフィールドが見たい」
そうKYSが言うので北広島を通るコースに決定。
平日の夕方近くなので道路はけっこう混み合っていたが、
夕陽に照らされるエスコンフィールドを眺めつつ走り、
無事にホテルへ到着。
部屋で軽く飲んでから温泉で汗を流し、
ボクのお気に入りの寿司屋へ。
「カニ味噌とか食わねぇし」
そう言い張っていたKYSに、
その店自慢のカニ味噌を食べさせると、
「うますぎる」と感激。
だが、これまでの疲れが溜まっているせいか、
肝心の寿司はそれほど食べられず店を出た。
ホテルへの帰りがけに人気ラーメン店を覗くも、
どこもかしこも長蛇の列。
諦めてホテルへ戻って軽く飲んでいると、
「もし夜中に目が覚めたら」とKYSが言う。
「せっかく札幌にいるんだから、
一杯くらいラーメンが食べたい」
それならばとアラームをセットしてウトウト。
24時に起きてKYSに電話。
出なかったので、そのまま寝ようかと思っていたら、
5分くらいして電話が鳴った。
「行くか?」
寝ぼけた声で言う。
「おう。行こう」
超有名店は相変わらずの行列だったので、
知る人ぞ知る店へ。
2人してラーメンを啜り、
部屋に戻って1本ビールを飲んで寝た。
明日はいよいよ最終日だ。
帯広〜幸福駅〜新嵐山スカイパーク〜十勝清水〜夕張〜札幌
※本日の走行距離は約250km