
今日は義父の十七回忌法要。
今日はあいにくの雨模様だが、
葬儀の日は秋晴れで、
山がきれいに見えたのを思い出す。
「時が流れても、遠く離れていても、
家族が集まって故人を想うのが大事です」
同年代の住職は読経を終えて言った。
「これまでも少しずつ変わって来てはいたのですが、
コロナでその流れが一気に加速して。
今は葬儀の形さえ変わってしまいました」
「神奈川ではコンビニだった店舗を改造して、
家族葬のホールにする所が増えてまして。
コンビニも家族葬もぜんぜん悪くはないんですが、
たいして信仰心が篤くないボクでも、
ちょっと複雑な想いになります」
「昔の方々から見れば、
私もじゅうぶんバチあたりだと思いますけど、
これからもこういう大切な時間を、
ご一緒させて下さい」
娘に同じことを望むつもりはない。
でも、自分たちができることはしたい。
ただただ、そう想う。
ありがとうございます。