
部屋でのんびりしていると、
未登録の電話番号から着信。
いつもどおり無視したが、
珍しく音声メッセージが残されており、
ちょっと気になって番号をググると、
上越地方の高齢者施設がヒット。
「看護師の〇〇です。
〇〇さんの容態がおもわしくなく、
血圧もかなり下がってしまっており、
ご連絡申し上げました。
なるべく早くお電話をいただければと思います」
間違い電話であることは明白。
だが、緊急性の高い内容だったので、
すぐに折り返した。
「ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした」
受付と思われる女性は落ち着いた声で言った。
「おかげで、ご家族へすぐに連絡し直せます。
ほんとにありがとうございます」
遠く離れた町の、
縁もゆかりも無い方のことではあるが、
どうか間に合ってほしい。
そう思いながら電話を切った。