
ちゃらけたタイトルをつけたが、スゴい作品。
そして、改めてソン・ガンホのファンになった。
映画「タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜」を観た。
光州事件についてほぼ知らなかったし、
この作品がその事件をテーマにしているのも知らなかった。
ソン・ガンホが主演との理由だけで録画し、
ずっと放置していた。
なので、観て、驚いた。
1979年の韓国・朴正熙大統領の暗殺後、
民主化ムードが高まる国民と政府に反し、
旧勢力を維持したい軍部の対立が深刻化。
1980年5月17日、
光州市ではそれに抗議する学生や市民らのデモが起き、
鎮圧すべく投入された軍隊との衝突が勃発。
結果、軍隊がエスカレート。
警棒などでの殴打や射撃などを繰り返すも、
デモ参加者は約20万人に増え、
木浦をはじめ全羅南道一帯へと拡大。
デモ参加者はバスやタクシーを倒してバリケードを築き、
角材や鉄パイプ、火炎瓶などで応戦したほか、
郷土予備軍の武器を奪取して対抗。
その戦いで少なくとも54人が死亡し、
500人以上が負傷。
一時はデモ参加者が全羅南道庁を占領し、
軍隊を一時的に市外へ後退させたものの、
その後、軍隊は光州市の道路や通信を遮断、
完全孤立化させての鎮圧を試みた。
この作品は、
その現場を取材したドイツ人ジャーナリストを、
ソウルへと脱出させ、
韓国で起きている惨状を世界に伝えさせるために、
命をかけたタクシー運転手と、
デモ参加者たちを描いている。
「史実に基づいた」との作品は、
リアリティが問題視されるのが常だ。
この作品についても、
当時の資料と照らし合わせ、
ツッコミを入れる方がおられるが、
それは野暮ってもんでしょう(笑)
なんにしても、ソン・ガンホにハズレ無し。
この俳優さんの演技を観ているだけで、
なんか、うれしくなるんだよね。
まだ観ていない方は、ぜひ。