
「どうなることかと思ったわ」
KYSの行きつけのスナックで、
ママが目を白黒させて言った。
「私だってかなり昔からの付き合いだけど、
あんなに怒ってるKYSクンは初めて見たよ」
いいだけ飲んだくれて、
つまらないことで口論をしKYSがキレ、
グラスの底でカウンターに強く叩いた。
「もう帰るわ」
そう言って席を立ちトイレへ。
で、戻ってきた時にKYSに言った。
「からんで悪かったな。さ、飲み直そう」
それを聞いたKYSが言う。
「オレも同じこと思ってた。飲み直すかぁ」
そのやりとりを見て、
ママがカウンターの向こうで言う。
「速っ。
なんだ、お前ら?
仲直り、速すぎるわ」
そんなことを繰り返しながら、
ボクらの付き合いはもうすぐ50年になる。