
その勝ち方を観て、すごくうれしくて、
でも、ちょっと不安というか、気が重くなった。
王者の中谷潤人がダビド・クエジャルを3回KO。
3度目の防衛に成功した。
クエジャルは同級6位とは言え、
28戦無敗、ダウン経験無しの実力者。
でも、終わってみれば、
まったく危なげなく、あっさりと3回KO。
となると、出てくるのが、
「強いヤツとやってない」「階級上げろ」との指摘。
井上尚弥選手に対して、
よくそのテのコメントを目にするが、
そのたびにため息が出る。
弱い相手を選んで闘っているのではなく、
相手が何もできないように、
井上選手がとんでもない努力を積み重ねているだけで、
それは中谷選手も同様。
積極的に前に出て、
乱打戦に持ち込もうとする長身の挑戦者を、
その闘志ごとねじ伏せたのはさすが。
もともと長身の中谷選手は、
昨年よりもさらに身体が大きくなったように見えるが、
試合後にIBF世界王者の西田凌佑との統一戦を表明。
自身初となる同階級複数のベルトに狙いを定めた。
日本が世界に誇るボクサー2人が、
この先どのような戦いを観せてくれるのか、
楽しみで仕方ない。