
「風がやたらと冷たいねぇ」
隣町の道の駅でXJR1300ライダーのKUJさんと待合せをし、
あいさつもそこそこに建物の中へ逃げ込んだ。
「駐車場で缶コーヒー飲みながら立ち話が、
ライダーあるあるだけど。
これだけ寒いとさすがに無理だわ」
KUJさんは上下ともに厳重な冬装備だったが、
それでも寒かったと手に息を吹きかけながら、
ボクの姿を見て言う。
「前回と同じ装備に見えるけど、
それだけじゃ寒くない?」
「ジャケットは同じですけど、
防寒と防風のインナーを重ねてダウンも着てます」
走り始めと走り納めの時期は、
そこそこ重ね着をするが、
身体の動きが悪くなるのはイヤで、
防寒防風機能付きのモノを駆使して、
なんとかしのいでいる。
「どれだけ着込んだって、
寒さを完全に排除するのは無理だもんね。
でも、分かっちゃいるけど着ちゃうんだよな」
「ボクはむしろグローブの防寒が気になります」
「それこそ、どれだけ重ねても無理だよね。
グローブで対策するなら電熱、
あとはハンドルカバーかナックルガードくらいかな」
その後も来春に向けての整備や、
走りたいエリアやコースの話をし15時に解散。
「次はクルマで温泉だね」
別れ際にKUJさんが言う。
「連絡、お待ちしてます」
今年最後のバイク散歩が終わろうとしていた。