Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

チキンとタコ

photo:AFP / MANDEL NGAN

TACOと呼ばれているらしい。

 

TRUMP ALWAYS CHICKENS OUT」

〜トランプはいつもチキンのようにビビってやめる〜

 

何かにつけて上から目線の極端な物言いをし、

それによって注目を集める手法を、

アメリカの民主党や各界のアナリストや投資家たちは、

呆れ気味に嘲笑しているらしい。

 

本人がそうした印象を払拭したいのか否かは、

まったくの別問題なのだが、

ここに来て実際に危険球を投げ込んだ。

 

3日にベネズエラへの大規模な軍事攻撃を実施。

首都カラカスの軍事施設が攻撃され、

マドゥロ大統領と妻が米軍特殊部隊によって、

拘束・移送されたと発表された。

 

その主な理由として不法麻薬の流入阻止を掲げているが、

実質的には反米的な政権の崩壊と麻薬密輸組織の壊滅、

さらには世界最大とされる同国の石油利権の奪還だろうと、

多くのメディアやさまざまな業界の専門家たちが分析している。

 

「素晴らしい作戦を圧倒的な力で実行した」

 

トランプは自からを高評価するも、

第2次大戦後、例のない大規模な強権的介入に対し、

武力行使を禁止する国際法の原則に反していると、

懸念する声も高まっている。

 

トランプに対するTACOとの侮蔑には、

実はもう1つの意味が込められていると聞く。

スペイン語における「TACO」は、

メキシコ料理のタコスだけでなく、

「汚い言葉」「罵り言葉」を指すスラングなのだとか。

 

それに乗じるつもりはないが、

日本語における「タコ」にも、

「頭が悪い」「愚か」との使われ方がある。

 

その喩え通りに、

口撃だけで留めていれば良かったものの、

トランプが投じた危険球は相手の頭部を直撃。

全世界に驚きと呆れが広がった。

プロセスはさておき、
勝利こそが正義との闘いを続ける国の大統領が、
やがて世界から何と呼ばれるか。

ノーベル平和賞などは夢のまた夢。
TACOよりもずっと手厳しいをあだ名を、
永遠に授かることになるかもしれない。