Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

不思議なこと

法に関わるドラマや映画は昔から人気があるし、

ボクも大好き。

その中でとても不思議に思うのが、

証拠集めに関すること。

以下はボクが知る限り、なので、

間違っていたらじゃんじゃん指摘して下さい。

刑事事件における被告人は自らの資金で、

無罪を証明を集める必要がある。

一方、起訴する国の機関(警察官、検察官)は、

税金で有罪とする証拠を集める。

現行犯ならまだしも、これっておかしくないか?

警察官、検察官の方々にすれば、

逮捕や起訴に至る過程において、

無罪の可能性はすべて排除しているのが大前提。

で、多くの場合は、実際に有罪なのだろうと思う。

それはそれで良いとしたとしても、

巨額の税金を投入して訓練された捜査員と、

最新(?)設備を使って積み上げられた証拠を覆し、

無罪を証明する証拠集めは自己資金で、ってのは、

かなり無理がありませんかね?

つーか、不公平じゃないのか?(笑)

すべての事件に対してではなくても良い。

だが、せめて状況証拠と自白に偏った起訴で、

公判に入ってから被告が否認したケースなどについては、

三者的公的機関が証拠を再検証できるシステムは、

作れないものだろうか?

だって、有罪か無罪かを分かつ証拠に、

国家も個人も無いと思うのだ。

「そんな悠長なことを言っていたら、

 いつまでたっても裁判が終わらないし、

 裁かれるべき悪人を放置することにもなる」

そういう主張に一理あると思ってしまう瞬間もあるが、

冤罪を作り出すよりはマシだと思うのだが・・・。