今年の全豪オープンの男子は、
かなり物足りない内容となりそうだ。
ワクチン接種を拒否し続けるジョコビッチは、
オーストラリアへの入国を巡って空港でひと悶着。
申請書類に虚偽報告があったとして、
管理局に拘留されたが、
異議を認められ一時は許可されたものの、
その後、再度ビザの取り消しとなるなど散々。
オーストラリア政府の判断が二転三転したこともあり、
憶測も含めさまざまな情報がWebを駆け巡った。
何よりジョコはディフェンディング・チャンピオン。
その入国拒否は、
選手やファンに大きなショックを与えただけでなく、
セルビアの大統領が抗議するなど物議を醸した。
だが、入国不可との結果は変わらず。
ジョコにとって全豪は大会史上最多の9勝と、
相性抜群のトーナメント。
グランドスラム史上最多の21勝目も狙っていた。
ワクチン接種を拒否し続けるうえに、
入国時の申請でミスを犯したジョコもお粗末だが、
そうしたトラブルを想定して対応しなかった大会主催者も、
かなりお粗末。
一番の犠牲者は、偉業達成を楽しみにしていた、
ジョコのファンだと思う。