安倍晋三さん凶弾に倒れてからというもの、
ちょっとイヤな雰囲気が漂っている。
犯人が銃撃の動機として、
自身の母親が傾倒した宗教団体名を挙げたことで、
やりきれない怒りの矛先があらぬ方へ向いている。
ボクは特定の宗教を信じていないし、
この宗教団体には胡散臭さを感じていたので、
ムキになって擁護する必要もないのだが。
「宗教は不気味で危険」という頭ごなしの空気は、
それこそ不気味で危険だと思うのだ。
ちなみに、その団体の正体については、
内田樹さんがブログで端的に示している。
「過去30年に国内で霊感商法による被害件数3万4537件、
被害総額1237億円という事件の当事者である」
つまり、「宗教」の名を借りた詐欺集団でしかない。
その切り分けはちゃんとしなきゃと思う。