Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

キミヲオモフ

今日は愛猫の命日。

 

神奈川で暮らしていた当時、

近所で野良猫の世話をされていた方から声を掛けて頂き、

産まれたばかりの兄弟子猫を2匹飼うことに。

 

わんぱくな三毛の兄猫と、

物静かなハチワレの弟猫。

 

柄もキャラも違うがとても仲が良く。

家や庭先を所狭しと駆け回ったり、

ケンカごっこをしたり。

 

当時、まだ長女が産まれていなかったので、

ボクたち夫婦にとっては、

まさに子どもそのものだった。

 

だが、にぎやかで楽しい日々は、

長く続かなかった。

 

1歳を過ぎて去勢手術をしたことをきっかけに、

兄猫が猫伝染性腹膜炎FIP)を発症。

それからわずか2ヶ月ほどで亡くなった。

 

弟猫もFIPに感染していたが、

その後、神奈川から北海道への引っ越しなどがあったが、

23歳まで生きてくれた。

 

最後の数年は耳も聞こなくなり、

目も見えなくなっていったが、

亡くなる直前まで自力でトイレに行っていた。

 

弟猫の死因は老衰。

最後までFIPを発症せず、

天寿をまっとうできたのは、

兄猫が寿命を分け与えてくれたからだと思う。

 

兄猫が旅立ったのは真夏。

35℃超えの猛暑日だった。

弟猫は-30℃近い真冬日に旅立った。

 

窓を開け、冷たい空気を部屋に入れながら、

柔らかく暖かな撫で心地を思い出した。