「何かあれば連絡くれ」 「お互いに」 改札まで見送ってくれたKYSと拳を合わせる。 「じゃあ、青森で」 「おう。青森で」 帰りの電車の中、 フェビアンの「冒険クラブ」が、 脳内でずっと流れ続けていた。
「青森から後のことはカッチリ決めず、 なんとなくで良いんじゃない」 「GWなのに?」 「うん。大丈夫だと思う」 「まぢかぁ」 昨年もそうだったが、 KYSは行程を固めることを嫌う。 寄り道というツールングの醍醐味が、 失われてしまいがちだからだ。 昔のK…
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