KZKと飲んだ夜について書いておこう。
4月以来。
それでも、最近ではスパンが短い方。
スタートはいつものように互いにジャブ程度のトークを交わし、
酒が進むに従ってフックやストレートを繰り出す感じ。
KZKは基本ヒット・アンド・アウェイ。
良いパンチを当てても焦って倒そうとはしない。
甘ちゃんだから。
かと言って、
そのままでもボクは100回やっても勝たないので、
どっかで泥仕合に巻き込まなきゃ。
1〜3杯目まではいつもの感じ。
それにイラついて大振りになるボクを見て、
少しずつヤツがチャンスをうかがい始めている。
しめしめ。
5杯目くらいで反則スレスレのローブローをお見舞いした。
「ギターだけが悦に浸るバンドとか、
もういらないんだよね」
これをきっかけにロープ際に追い込んで、
ガードの上からめちゃくちゃにパンチを打ち込んでやる。
そして、いつもの泥沼へ!
などと油断していたら強烈な右アッパーが飛んで来た。
「リズム隊がシッカリしてないととか言ってるバンドほど、
ダメになるんですよ」
カウンターをクリーンヒットされムキになって応戦。
のつもりが、ガクブルのヒザでは太刀打ちできずメッタ打ち。
グロッキー寸前となって握手を求めるという、
両腕ホールド的な最悪クリンチでコーナーに戻った。
あまりの情けなさに、
その後はKZKを「サン」づけで呼ぶ有様。
ムカつくのでその日は終電でそそくさと帰った。
実家への最終バスで「腕を上げたなぁ」と感心しつつ、
やっぱ腹が立つ。
次は耳に噛みついてでも勝たなきゃ・・・。