Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

唸る

なんで10月下旬に怪談よ?

しかも、やたらすごいキャスト。

気持ち悪い議員さんに攻められて、

いよいよトチ狂ったかNHK?と、

かなり舐めたまま「令和元年版 怪談牡丹燈籠」を観た。

https://www4.nhk.or.jp/P5858/

でも、それを見越していたかのような序章。

まずは高嶋政宏さんの狂気が炸裂。

そして尾野真千子さんがダークサイドに堕ち・・・。

さまざまな人たちの弱さや欲が闇を産み出し、

その渦が徐々に大きく深くなりながら、

皆を飲み込んで行く様が克明に描かれている。

ちょ、ちょっと待って。

怖い、怖い。怖いって。

でも、もう遅い。

怖いもの見たさで目が離せなくなってる。

つーか、俺が知ってる牡丹燈籠ってのは、

「ハンパないストーカー女子幽霊」と、

「死んでも良いからヤリたい男」の色恋沙汰。

それとなく長編落語の一部と知ってはいたが、

こんなに複雑で壮大な物語だとは思わず。

怪談とは、すなわち幽霊ものと思いがち。

だが、「怪」とは、あやしむ、疑わしい、信用できないなども意味する。

「怪談牡丹燈籠」

言い得て妙。

つーか、恐るべし、三遊亭圓朝

その才能、凄すぎて怖いわ。