「誤解されるから、あんまり言わないで下さいね」
焼肉をバクバク頬張り、酒をガブガブ飲みながら、
女性事務局員のINBは笑った。
「いや、この状況でそう言われてもね」
ボクが何度も「ハラグロ星人」と呼ぶので、
彼女は周りを気にして抗議したのだ。
先月、遅ればせながら、彼女の歓迎会を開いた。
その時は他の面子に気を使っての店選びだとミエミエ。
なので、2次会の時に好きな食べ物を訊くと、
「肉！」と即答したので今回は個別で連れて来た。
「なんか、私ばっかり食べてませんか？」
そう言いながら、焼けた肉を皿に乗せると速攻で食べる。
そのさまは気持ち良いほど。
「好きなだけ食べな」
「はーい」
で、本当に好きなだけ食べて飲んだ。
良い子だわ（笑）
