今年度が終わる。
明日から「改正健康増進法」が施行され、
これまで喫煙が許可されていた屋内施設が原則禁煙となる。
今回の法令の対象になるのは、
不特定多数が利用者する施設や、客船、鉄道、飲食店など。
居酒屋やパチンコ店も含まれており、
喫煙室がない屋内施設での喫煙はほぼ禁止される。
公共施設や空港、駅やその周辺での禁煙化が進み、
灰皿が撤去され喫煙所ができた頃から、
分煙化の流れは一気に加速。
「吸える場所が減った」と愚痴る人が多くなった。
その流れを受けてというより、
かなり前からタバコを吸う時にそれなりに気を使ってきた。
ただ、どれだけ気をつけているつもりでも、
間違いなく誰かを不愉快にさせてしまっているのも知っている。
さらには、まだまだマナーの悪い喫煙者がいて、
タバコに対する風当たりはいっそう強まり、
健康被害という本来の理由を遥かに超えて、
単なる嫌悪だとさえ思えるほどのご時世に。
けして開き直るつもりはないが、
そのようにして誰かが不健康になり不愉快になり気に障るからと、
一つ一つ取り除いて行けば、
世界は健康で健全で平和になるのか?
それなら喜んでタバコはやめるが、
浅学非才なボクには、どうしてもそうは思えず、
「いつか誰もいなくなる」未来しか見えないのだ。