「スローな武士にしてくれ」を観た。
けっこう前に放映されたようだが、
ボクが初めて観たのは今年3月。
あまりのオモシロさに削除せずに残し、何度か観ている。
ドラマの舞台は京都の撮影所。
最先端ハイテク機器のテストにと時代劇が選ばれ、
普段は斬られ役の大部屋俳優たちと、
映画をこよなく愛する超アナログぢぢいを筆頭に、
スタッフたちが奮闘する。
その最新機材による撮影を通じて、
時代遅れとされる時代劇がポテンシャルを発揮。
さらには、端役に甘んじていた俳優たちが覚醒しはじめる。
その様が実に痛快。
そうした物語に加え、
映画やドラマが作られる過程と、
そこで使われる最新機材がさりげなく、
しかも分かりやすく登場するのがNHKらしくて微笑ましい。
『蒲田行進曲』が好きな方や、
純粋な時代劇ファンにとってはおふざけが過ぎるかもしれないが、
全編を通して繰り広げられる殺陣の迫力は凄まじく、
特にクライマックスでの内野聖陽さんと中村獅童さんの斬り合いには、
時代劇に興味がないボクですら鳥肌が立った。
個人的にはリメイク版の『13人の刺客』と、