Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

だからこその

なぜかは不明。

だが、最近Youtubeのオススメにやたらと表示される、

へんちくりんなネーミングのチャンネルがある。

しばらくは無視していたのだが、

「死体は山には埋められない〜」との不穏なタイトルに、

つい釣られてクリック。

それ以来、かなりな頻度で観てしまっている(笑)

懲役太郎との名で動画をアップされており、

その大半が現役893であった頃と、

複数経験されたという服役時代がらみのエピソードで、

かなりの人気チャンネルらしい。

お話の端々から推察するに、おそらく同じ年。

微妙に話題の時代背景が理解できるのもあるが、

法律やそれを基に下される判決にとても敏感で、

かなり勉強されているのが分かるし、

何よりも、ちょっとダミ声で抑揚の効いた話し方に、

とても強く惹かれた。

本物の893はもちろん、

チンピラやら半グレやらのことは、よく分からない。

ただ、これまでの経験上で思うのは、

「やかましいだけの奴に本物も大物も居ない」ってことで。

かましいと言うのは、

声の大きさだけでなく内容も含め。

懲役太郎さんも時として、

音量的にはやかましくなることもある(笑)

だが、その声と話しの組み立て方には、

どこかしら噺家的な魅力があり聞き入ってしまうのだ。

それって、たぶん、

持って産まれたものである以上に、

893としては死活問題に直結したからなんだろうな、と、

素人ながら勝手に思う。

さらには、法的、社会的の両面において、

「道から逸れた」とされる世界に、

本気で身を置かれていた方が、

その経験から発する事件や事象に対する意見は、

時として、至極まっとうだったり、

ある意味においては、筋が通っていたりする。

それは他者への「逆張り」を意識しての戦略ではなく、

ご本人が「法によって裁かれた」経験あってこそかなと。

進んでこられた道はどうあれ、プロはプロ。

スゴい人は、どこにでもいるんだなぁと、

改めて実感させられた。