Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

これにて終了

ずいぶん荒れてるな。

先日のWBC世界ライトフライ級タイトルマッチで、

チャンピオンの寺地拳四朗が敗れた一戦について、

まだまだ激論が続いている。

目立つのは以下の2点。

・4R終了時点でのオープンスコアの内容

・矢吹の終盤の闘い方

4R時点での判定は、以前も書いたが、

両者ともに明確な「優劣」を出せなかったからで。

Youtubeで解説をしていた元世界チャンプ3人は、

全員が拳四朗有利と採点した。

「ほら、だから、やっぱり、

 この試合のジャッジはおかしかったんだ!」

ではなく、微妙な内容だったからこそ、

見方によって一方的な差が付く事があると思う。

そして、矢吹の闘い方について。

上体から入るシーンが多かったのは事実だし、

それは矢吹なりの戦略だったとも思える。

スピードとテクニックで圧倒的に優れる相手に対し、

ガードを高くし、顎を引いて身体を丸め、低く構え、

鋭いパンチを繰り出そうとすれば、

どうしても頭から入りがちになる。

さらに、中盤以降、矢吹はかなり消耗し、

ヒザが伸び棒立ちとなっていたのが動画からも分かる。

拳四朗との距離を詰めるために、

前方にジャンプするように、

身体ごとパンチを繰り出さねばならない状態だった。

こうした内容で書くと、

プラスであれマイナスであれ、

拳四朗や矢吹に対してなんだかの先入観や、

特別な感情を持っていたように思われるかもしれない。

ま、そうであってもぜんぜん良いのだが、

ボクはこの試合で拳四朗の復活ぶりに注目していた。

つーか、矢吹については失礼ながら、

その存在自体を知らなかった。

それでもなお、

拳四朗に不当な判定が下されたとは思わない。

以上です。