昨夜は先輩を誘ってサウナへ行った。
7月に娘さんを亡くされ、
四十九日の法要を終えられたばかり。
亡くなった経緯や年齢はどうあれ、
人の死に対する悲しみに順位は付けられないが、
それであっても、
お子さんを不慮の事故で亡くされた悲しみは、
察するのすらはばかれるほどだ。
かと言って、
大切な先輩であることに変わりはないし、
いりいろとお話したいこともあるので、
いつもと変わらずお誘いした。
「オレは18:30以降ならいつでも」
こちらの想いを察して、いつも通りの返信。
現地で集合してじっくりと汗をかきながら、
たわいもない話をした。
「ありがとな」
別れる際に先輩は言った。
「またね」
いつもと変わらずボクは手を振った。