亡くなった義母が自宅に戻ったのは午前4時過ぎ。 仏間に寝かされた身体には、 まだ微かに体温が残っていたが、 言いようのない欠落感が部屋に充満する。 最後の最後までほとんど苦しまず、 眠るように旅立ってくれた。 それが唯一の救い。
「来週の月曜には退院できるかも」 そう言って喜んで別れたのが、昨日の19時。 部屋に戻って食事やら風呂やらを済ませ、 寝たのが23時ちょい過ぎ。 夢の中でのスマホが鳴っていて、 ハッとして目が醒めた瞬間、血の気が引いた。 急いで病室に駆け込むと、 機…
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