衣笠祥雄さんが亡くなられた。
カープの第1時黄金期を支えた名選手であり、
1987年にはルー・ゲーリッグが保持していた連続試合出場世界記録を更新。
王貞治さんに次いでプロ野球選手としては2人目の国民栄誉賞を授与された。
その記録の偉大さ故に忘れられがちだが、
打者として長期にわたって安定した成績を残してもいる。
2543本の通算安打は歴代5位。
504本の通算本塁打は歴代7位。
通算打点1448は歴代10位。
通算得点1372は歴代5位。
また、1976年には盗塁王も獲得。
史上3人しかいない500本塁打200盗塁を記録し、
ゴールデングラブ賞も3度受賞。
球界を代表するオールラウンド・プレーヤーだった。
さらには、161個のデッドボールは歴代3位。
1979年には左肩を骨折した状態でも休まず出場し、
「鉄人」と呼ばれた。
死球を受けた相手投手に気遣う紳士ぶりには、
贔屓チームを超えて多くの野球ファンが声援を送ったし、
また、尊敬を集めた。
常にフルスイング。
そして、守備や走塁でも全力でプレーする姿は、
ホントにかっこよかった。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。