友だちとの合うまで喫茶店で時間潰し。
すすきので深夜までコーヒーが飲めるお店。
飲み会からホテルへの帰りなど、
お店の前を通るたび気になっていた。
カウンター横の壁に掛けられた大判のポスターは、
レゲエの神様がレスポールを抱えた姿。
店名の由来はそれで分かる。
豆は店内で焙煎し、煎りたて挽きたてのコーヒーを出す。
ブレンドコーヒーはマイルドとフレンチの2種類。
ボクはフレンチを選択。
「サードウェーブってなんでしたっけ?」
そんな雰囲気のどっしりとした苦味とコク。
いいねぇ。これ、大好き。
その他、ブラジル、ケニア、コロンビア、グァテマラ、エチオピアなど、
有名産地のストレートコーヒーも。
それらを豆の特性に合わせてペーパーやネルなどで抽出すると言う。
カップルや女性の2人組、
仕事帰りのサラリーマンや夜のススキノで働いているだろう女性など、
様々な客で賑わっている。
1人で切り盛りするマスターの、
その手際の良さをカウンター越しに楽しむ。
繊細で洗練された動きは、まるで板前のよう。
特にたっぷりと牛乳を入れたグラスに、
容器からゆっくりとコーヒーを注ぎ、
最後に生クリームを少し加えたアイスラテを作る様は、
眺めていて飲みたくなるほどだった。
チェーン系列のカフェならスマホをいじっているところだが、
この店では店内とマスターの動きを眺め、
店内に流れる音楽を聴いていれば愉しめる。
そういう店だった。