観測史上、初。
昨年、太陽系外から飛来したと認定された恒星間天体は、
「オウムアムア」と名付けられ、
世界中の天文学者が観測を続けている。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/103100124/
全長約400メートル、幅約40メートル。
岩石質で円柱的な姿はまさに葉巻型UFOそのもの。
回転しながら時速15万kmで太陽系から遠ざかっているという。
その名はハワイの言葉で「使者」「偵察者」の意味。
オウムアムアは地球から約2,400万kmのところを通過。
地球と金星の距離が接近時で約4,200万kmなので、
宇宙的にはかなり「近く」を通ったことになる。
観測史上初となる天体なので謎が多いのは当然。
さまざまな研究チームや学者がいろんな説を唱えている。
ハーバード大学の研究者らは「とっぴな仮説」と前置きし、
「エイリアンから送り込まれた探査機」である可能性に言及。
一方、地球外生命体探査プロジェクト「ブレークスルー・リッスン」は、
「観測から何の信号も受信していない」とし、
「この物体は宇宙船には当てはまらない」との見解を発表。
正体はどうあれ、
こうした未知の天体の飛来は、
いつも驚きと発見と夢を与えてくれる。