「日本ボロ宿紀行」を観ている。
https://www.tv-tokyo.co.jp/boroyado/smp/
タイトルに惹かれて録画。
つまらなきゃ即消しと思っていたら、
メレンゲのクボケンジくんの新プロジェクト、
「初恋のテサキ」の「星の宵」が主題歌。
そして、見覚えのあるお顔・・・。
名前はうろ覚え。
でも、所属していたアイドルバンドの名と、
彼の顔ははっきりと覚えていた。
男闘呼組の高橋・・・?。
そういえば、いつしかバンドを解散して事務所を辞め、
その後、俳優として良い仕事をされているとウワサに聞いていた。
その「高橋和也」さんが主役。
役柄は一発屋の忘れられた歌手(笑)
所属する超弱小事務所のマネージャーと2人、
復活を目指して全国を営業してまわる。
売れた過去と忘れ去られた今。
渇望と失望。
その狭間で揺れるナイーブなオヤヂを、
素人マネージャーの無謀なヤル気が容赦なく振り回す。
さびれた地方都市のさびれた町の、
舞台はおろか聴く人すらいない場所で忘れ去られたヒット曲を歌う。
そして、経費削減でボロ宿に泊まることになる。
その昔、繁栄とまでは行かずとも、
賑わう瞬間があった町や宿の過去とさびれた今が、
主人公の、そして、アイドル時代を経た高橋さんと重なる。
町や店は施設や建物や設備の入れ替えで雰囲気を変えられるが、
人はそうは行かない。
加齢やメイクで多少の変化はあろうが、
面相を大きく変えるのはとても難しく、
さらに言えば、
一度定着したイメージやキャラを変えるのは至難の業。
このドラマを観る限り、高橋さんはそれをやり遂げている。
そして、そういう姿ってスゴくカッコいい。
ってなことで、このドラマは即消しを免れたどころか、
毎回楽しみなのです。