「世界が変わる」
先日、関東を直撃し大きな被害をもたらした台風15号。
気象庁の予報官はその威力をこう例えた。
「いま晴れていると安心している人も多いかもしれないが、
接近とともに世界が変わる」
台風は他の災害に比べ準備がしやすい。
それ故に、油断しがちで被害が拡大するケースが多い。
それを見越しての、これまでに無い強い表現だったと思う。
予報は外れれば避難の的となる。
それだけに、以前ははっきりとしない表現が大半だった。
しかし、東日本大震災以降、変化が見られるようになった。
で、この台風もその言葉に違わぬ猛威を振るった。
昨年、北海道を襲った地震と、
その後のブラック・アウトを想う。
完璧な備えなど無い。
だからこそ出来得る限りを。
そう思った。