Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

気になる去就

栗山監督が球団に辞意を伝えたそうだ。

就任8年目となる今年は、1年契約で臨んだ。

3年ぶりとなるリーグ優勝に向けての決意の現れか、

昨オフにはオリックス自由契約になった金子を獲得。

また、台湾球界で2度の打率4割超えをマークした王柏融も加入。

清宮や吉田ら新人たちにも期待が集まり、下馬評は高かった。

しかし、開幕前に清宮が骨折するなど故障者が続出。

6月には先発の軸だった上沢も打球を左膝に受けて骨折し、戦線離脱。

それでも7月までは優勝争いに絡んだが、

8月以降に大失速してリーグ優勝もクライマックスシリーズ進出も消滅。

5位が確定し、成績不振の責任を取る覚悟を決めたという。

12年から指揮を執っている栗山監督は、

球団では連続在任年数で大沢啓二氏に並んで球団最長。

これまで1度の日本一、2度のリーグ優勝を果たしている。

現在の主力である中田、西川、中島、

投打二刀流の大谷に代表されるように若手の育成にも尽力し、

結果を出してきた。

球団側はその功績を評価すると同時に、

成績不振の大きな要因を編成面での不備と分析。

日本ハム本社社長でもある畑オーナーを筆頭に、

親会社や球団上層部はその手腕を高く評価しており、

栗山監督を慰留するとのこと。

プロスポーツの世界だもの、

いろんなことが絡み合うのは承知の上。

ただ、個人的な感情で言わせてもらえるならば、

背番号「80」がもう一度宙に舞う姿を見たい。