比嘉大吾がジムとの契約を解除した。
WBCフライ級の元世界王者であり、
その戦績はデビュー以来、15戦15勝15KOだった。
国内屈指のハードパンチャーであり、
多くのボクシングファンが、
世界王者としての彼の未来に夢をはせた。
だが、3度目の防衛戦で計量に失敗し王座を剝奪され、
プロ初の黒星を喫した上に、
日本ボクシングコミッションから無期限停止処分を受けた。
その処分は19年10月に解除され、今年2月には復帰戦で勝利。
しかし、内容的にはイマイチで。
試合後のインタビューでは本人が今後について言葉を濁した。
「最悪でした。体力がきつかった。
モチベーションが上がらなければ辞めようと思う。
今後についてはいろいろ考えますます」
今後所属するジムは未定のようだが、
現役続行の意向だと知ってひと安心。
比嘉は24歳と若く、その才能にも疑いの余地がない。
闘争心に再び火が灯りさえれば充分に世界を狙えるし、
観客としてはその先にも楽しみが広がる。
じっくりと準備をして、リングへ戻って来て欲しい。