21:30過ぎにメッセージが入った。
差出人はMSKさん。
土曜のこの時間だ。
良い報せではないだろうと思って読んだ。
「TKUC先輩が先ほど亡くなられたそうです」
昨年12月に脳梗塞で倒れられたが一命を取り留めた。
その後、約半年の入院生活を終えて、
5月1日に退院されたばかりだった。
「マジメにリハビリしたって早く退院させてくれねぇもん」
2月末にお見舞いにうかがうと、すぐさま毒舌を吐いた。
ビックリするほどか細い声で。
「誰とも話さないから、声まで出なくなった」
でも、相変わらずいたずらっ子のような笑顔を見せてくれた。
「この騒動だから、どっちにしても飲みには行けませんから。
お互いしばらくはおとなしくしてましょう」
やることがないとぼやくメッセージに、
そんな返信をしたのはつい最近だった。
残念で、寂しい。