Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

ゆっくりと

YKOさんは終始明るかった。

懸案事項にはほぼ触れず、

これからいかに楽しむかを終始ずっと話していた。

その姿に自分を照らし合わせて、恥ずかしくなった。

YKOさんをタクシーに乗せてから、

1人で行きつけのバーに寄り一杯だけ飲んだ。

そして、部屋に戻ってもう一杯。

残り少なくなったエヴァ赤をグラスに注ぎ、

音楽を聴きながらいろいろ考える。

ずっと笑っていたが、

どこか切ない夜だった。