「ほらっ。だから帰ろうって言ったじゃん」
MSKさんはけっこう本気で怒っていた。
「じゃあ帰れば良かったじゃないですか」
それを受けて、ボクもちょっとムキになった。
とある団体の会合に一緒に参加。
二次会へ流れる時にはボクが引き止め、
二次会が終わった時にはMSKさんが引き止めた。
で、気がつくと深夜。
「どっちが、じゃなくて、二人してでしょ?」
もう閉店だからと言われ会計をしている時に、
飲み屋の女性スタッフが呆れて笑う。
「毎回よく飽きないね、そのやり取り」
そうです。
ボクらは2人揃って滞りのないバカです。