ボクシングファンはもちろん、
このカードをエキシビジョンとかスパーリングって言葉で、
簡単には片付けられる人は多くないと思う。
2月11日に国立代々木競技場で行われる、
ボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」で、
このカードは3分3Rでの「エキシビション・スパーリング」。
確かに、そうなのだろう。
だが、比嘉は言った。
「避けては通れない相手、いつかは倒す相手として
世界前哨戦として戦います」
井上尚弥も言う。
「ぬるいスパーリングなんて誰も観たくないと思うので、
ガチでやります」
比嘉は大晦日にWBOアジアパシフィック・バンタム級王者に挑戦、
5回KO勝利でタイトルを奪取。
WBC世界フライ級王者時代には、
屈指のKOパンチャー。
しかし、井上は名だたる世界チャンプの中でも、
「最高の一人」と称されるモンスター。
2人は数年前に複数回のスパーリングを行っているが、
その当時の比嘉は井上に歯が立たなかったという。
階級を上げ減量苦から解き放たれた比嘉が、
どんな闘いぶりを観せるのか興味は尽きないが、
大晦日の彼の試合を観る限り、
再起戦の力みを差し引いたとしても、
バンタム級においての破壊力は井上の方が上。
さらに、正確性と防御力で勝る井上が、
比嘉を圧倒すると思う。
何にしても楽しみすぎる!