Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

衝撃!#2

「いやー、参った。

 熱がぜんぜん下がんなくてさぁ」

昨夜の電話でのISMさんの声は、

ホントに参っているのが分かるほど弱々しかった。

「節々は痛むし、病院食は激マズ。ホント最悪だ」

心配をさせぬようにと冗談めかしているが、

かなりツラい様子。

「オレたちは免疫保持者だと思っていたけど、

 デルタ株には逆らえなかった」

無理をさせてはいけないと、

電話を切ろうとするとISMさんは言った。

「脅かすわけじゃないけど、

 お前の街はけっこうな観光客が来るだろうから、

 今まで以上に気をつけてな」

お見舞いのつもりが励まされる。

いつもながら、ありがとうございます。