「タクシーで帰れって」
KTRは心配して言ってくれたが、断った。
決勝進出をかけてメキシコ代表と対戦。
1-3で敗れた。
グループステージで勝利したのだから、
この一戦も。
そんな安易な気持ちは1ミリも無かったが、
それにしてもの負けっぷりに、言葉を失った。
前半13分に先制、22分に追加点を奪われながら、
日本代表はボールを持たされた状態から、
打開策を見つけられず。
つまりはA代表同じ負けパターンで時間を浪費。
2点差が揺るぎなくなった時間帯から、
パワープレイに出る無策さを露呈した。
闘い方にバリエーションを出さなかったのではなく、
出せなかったのだ、との推察もあろう。
だが、W杯や五輪などの世界大会においては、
勝ち上がるほどに主力メンバーの消耗が進むのは必然。
それを言い訳にしていては勝てない。
世界の強豪と日本を分かつ壁は、
まだまだ高く、厚い。