「ほら、時間ですよ」
同じ日の同じ時間にワクチンを打つ女性社員から、
社内で声を掛けられた。
さらに、どうせだからとクルマに乗せてもらい病院へ。
ボクがワクチン接種を迷っていることを知っていて、
背中を押してくれたのだ。
「誰かを押しのけて横入りしたんじゃないから。
へんに気にせず、ちゃんと受けましょうよ」
「副反応で死ぬのが怖くて」
おどけるボクに笑って言った。
「ホント、お子様なんですね。
でも、これって社長としての仕事ですよね?」
はい。
その通り。
ありがとうございます。