他者批判が十八番の政党の幹部が、
見事なまでのミスを犯した。
投票日を目前に控えたタイミングで、
TVの討論番組に出演。
MCから金融所得課税の強化について問われ、
低・中所得者向けの非課税の積立や運用に対しても、
30%の税率を適用すると公言し、炎上した。
その翌日、自身のSNSで謝罪し、
同党代表も幹部の発言を訂正したが、あとの祭り。
だって、あなた方は今までさんざん、
与党議員のそうした失言を糾弾してきたのだから。
しかも、その発言をしたのは政党の経済政策調査会の会長。
逃げ場など無いよ。
2年前の選挙の時にも引用した、
渋谷陽一の言葉が思い出される。
有権者が今、求めているのは
「安倍政治が嫌だ」という話ではないんです。
新しい政治的なビジョンに投票したいマグマが渦巻いているのに、
その受け皿がない状況です。
音楽の世界にたとえれば、
ずっと演歌を歌い続けている自民党に対して、
民進党は「もう演歌は古い」と叫びながら
古いフォークを歌っている。
ビートルズやサザンオールスターズが登場すれば
一気に席巻できるのに、
それが出てこないので、
誰もが欲求不満な状態なんです。
引用元:朝日新聞
先日の繰り返しになるが、
いくら他の政党批判を繰り返そうとも、
政党そのものを信じていないボクには、
その人が語る「これからの日本」の姿は見えない。