「遅くなっちゃって申し訳ないです」
板金屋のUESGは電話で何度も侘びた。
「ぜんぜん大丈夫。来てくれて助かったよ」
「でも、雪庇、落としたんでしょ?」
「うん。今朝、少しだけね」
豪雪に見舞われたエリアに比べれば、
ボクらの町は大したことはないのだが、
それでもけっこう積もった。
「今年はいつにも増して一気にだったね」
「ホント。おかげでてんやわんやです」
この写真が1月2日。
たぶん20cmくらいの積雪。
で、サムネイルが今日。
膝上10cm以上なので55cmくらい。
そりゃ、除雪だの雪下ろしだのは混み合って当然。
「仕事があるだけありがたいと思わなきゃですけど、
明日からもずっとですわ」
「おつかれさま。
ケガだけは気をつけろよ。
蔓延防止が終わったら、一杯やろう」
約束して電話を切った。