「いやぁ、楽しかった」 無事宿に着いて部屋に入り、ビールで乾杯。 KYSが大きな声をあげた。 「どうだった? 久しぶりのタンデムは?」 「それがさ、驚くほど楽しかった」 嘘偽りのない印象。 KYSが丁寧に走ってくれたのも大きいが、 緊張していたのは最初…
「さぁ、行くか」 KYSの愛車のタンデムシートに、 言葉通りおっかなびっくり座る。 だって、人が運転するバイクに乗るなんて、 この30年間一度もなかった。 「オレだって何十年も乗せてねぇから」 KYSが笑う。 バイクでもう一度走ると決めてから思っていたこ…
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