Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

TVってなんだ?

以前、目にして読まずにいた記事。

https://news.yahoo.co.jp/feature/1093

言うまでもなく売れっ子脚本家。

しかも『超』が付く。

だが、彼は19歳でのデビューから約10年後、

本人曰く「明らかにテレビが嫌で逃亡した」というように、

業界から離れた経歴を持つ。

その坂元裕二さんが再びTVから離れようとしているという。

やっぱりテレビは何百万人、何千万人もの人が見るものです。

でも僕は、全然そこに向けては書いていなくて。

「こんなふうに思っているのは私だけなのかな?」

引用元:Yahoo!ニュース

映画監督の行定さんや是枝さんは、

活況な日本映画界に独自の視点で危機感を示した。

『漫画や小説の映画化から決別も ――

セカチュー行定勲監督、50歳の“宣言”』より

「原作はあっていい。

 だが、漫画や小説が有名だから観客を動員できると考えて、

 実写化するのはだめだ――。 」

引用元:Yahoo!ニュース

『団地で一人で逝った母 

 望む晩年を実現させてあげられず後悔 是枝裕和監督』より

「このまま放っておくと

 日本映画のガラパゴス化が進んでいってしまう。

 今の日本って国内マーケットの劇場興収や配給収入だけで

 映画がペイできてしまう希有な島国なので、

 映画がある一部の人たちの既得権益になってしまっているんです。

 制作、劇場、配給を同じ会社がやっているという状況が

 当たり前だと思っている。

 国内マーケットでペイすることを前提に

 今後も映画作りを続けていけば、

 映画産業はどんどん縮小していってしまいますよね。

 現状では危機意識すら共有できていないので、

 その問題は指摘しないとダメだよね」

引用元:THE PAGE

HuluやU-NEXTやAmazon Prime VideoやNetflix・・・。

次々と現れるVODサービスと、

それらが提供する魅力的なコンテンツは、

これまでの日本的な映像配信の在り方を徐々に変えている。

50代前半。

中堅と呼ぶにはあまりにも多くの経験と実績を持ち、

その異才で業界を牽引するものの、

大御所と呼ぶにはまだみずみずしすぎる。

そんな3人が示す危機感に、TVや映画はどう向き合うのか?