ファイターズ入団が決定した。
複数球団による争奪戦が予想されていたが、
12月2日に自由契約が公示されてから、わずか2日間。
まさに電光石火での獲得発表には、
慰留に動いていたバッファローズをはじめ、
各球団も驚きを隠せないとか。
先日も書いたが、
ファイターズが金子獲得へ動いたのは意外だったし、
まさか金子がファイターズを選ぶとは思えなかったし、
ほぼ即決の契約合意にもっと驚いた。
メジャー挑戦を宣言するなどなどいろいろありつつも、
結果的にはプロ入りから13年間バッファローズ一筋。
実績を持ったベテランにとって今回が初めての移籍。
どの球団が手を上げるか?
その条件面も含め、いろんな選択肢をと思うのが常。
でも、この早業なので、
バッファローズ以外の球団とは交渉していないだろう。
そこに至った背景を思うと、
金銭や条件面を超える「何か」をファイターズが示したのだろうし、
金子はその価値があるということなのだろう。
「生え抜きの主力でも去る者は追わず、
他球団の大物はなお追わず。
独自のスカウティングと育成に注力する」
そうしたファイターズの方針が若手の成長を促し、
チームの新陳代謝に繋がって来た。
それだけに、今回のことにはホント驚いた。
ファイターズはさらに、
ラミゴの王柏融外野手の優先交渉権を獲得。
ま、外国人選手については、
これまでも補強をしてきたので不思議はないが、
今年のストーブリーグでの動きに、
ファイターズと栗山監督の来期に掛ける想いが透けて見える。
国内他球団からは初めてと言って良い大物選手の獲得。
若手との融合でファイターズがどう変わるのか?
栗山監督を始めコーチ陣やフロントの手腕が試される。
今から来シーズンが楽しみだ。