Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

お手並み

オリックス自由契約となった金子千尋の、

ファイターズ入団が決定した。

複数球団による争奪戦が予想されていたが、

12月2日に自由契約が公示されてから、わずか2日間。

まさに電光石火での獲得発表には、

慰留に動いていたバッファローズをはじめ、

各球団も驚きを隠せないとか。

先日も書いたが、

ファイターズが金子獲得へ動いたのは意外だったし、

まさか金子がファイターズを選ぶとは思えなかったし、

ほぼ即決の契約合意にもっと驚いた。

メジャー挑戦を宣言するなどなどいろいろありつつも、

結果的にはプロ入りから13年間バッファローズ一筋。

実績を持ったベテランにとって今回が初めての移籍。

どの球団が手を上げるか?

その条件面も含め、いろんな選択肢をと思うのが常。

でも、この早業なので、

バッファローズ以外の球団とは交渉していないだろう。

そこに至った背景を思うと、

金銭や条件面を超える「何か」をファイターズが示したのだろうし、

金子はその価値があるということなのだろう。

「生え抜きの主力でも去る者は追わず、

 他球団の大物はなお追わず。

 独自のスカウティングと育成に注力する」

そうしたファイターズの方針が若手の成長を促し、

チームの新陳代謝に繋がって来た。

それだけに、今回のことにはホント驚いた。

ファイターズはさらに、

カブスジャスティン・ハンコック投手を獲得。

また、2016年に台湾プロ野球リーグで三冠王を獲得した、

ラミゴの王柏融外野手の優先交渉権を獲得。

ま、外国人選手については、

これまでも補強をしてきたので不思議はないが、

今年のストーブリーグでの動きに、

ファイターズと栗山監督の来期に掛ける想いが透けて見える。

国内他球団からは初めてと言って良い大物選手の獲得。

若手との融合でファイターズがどう変わるのか?

栗山監督を始めコーチ陣やフロントの手腕が試される。

今から来シーズンが楽しみだ。