Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

余韻

やった!

やってくれた!!

大坂なおみ全豪オープンで優勝。

同時に世界ランキング1位となった。

第1セットは手に汗握る展開。

タイブレークを制して大坂が先取。

そのままの勢いでと思った第2セットも波乱万丈。

最初にブレークを許すも取り返しチャンピオンシップポイント!

しかし、そこからクビトワの逆襲が始まり、

流れを断ち切ろうとビデオ判定要求するも、ことごとく失敗。

なんと4ゲーム連続で奪われ第2セットを失う。

互いに1セットを取りながらも、大坂が追い詰められての最終セット。

第2セットで逆転を許すと涙さえ浮かべていたので、

かなりハラハラしていたが、第3セットでは一転。

ポイントの取り方、取られ方が良かろうが悪かろうが感情を抑え、

次のポイントへの集中力を高めているのが分かった。

そして、第3セットの3ゲーム目でクビトワのサービスをブレーク。

その後も手に汗握る展開ながら淡々とポイントを積み上げ、

最後まで自分のサービスをキープして優勝を決めた。

彼女はボールがアウトするのを確認すると、

エンドライン際でしゃがみ込んでしばらく動かなかった。

その姿を見て泣いた。

彼女が日本人かアメリカ人かの議論はどうでもいい。

1人のアスリートが成長し、栄冠を手にした姿に心が震えた。

それは、アガシイワニセビッチを破り、

ウィンブルドン初優勝を決めた時の歓喜に等しいものだった。

グランドスラムという大舞台の、しかも決勝で、

勢い任せの圧勝ではなく、

デッドヒートを制しての優勝だから、なおのこと。

昨年の全米決勝でセリーナを破った時より、

価値のある一勝であり、

今後の彼女のテニスを大きくを変えるとさえ思う。

彼女の今後の躍動に期待せずいられない。

そう言いながら、今夜はこの余韻に浸らせて頂く。

おめでとうございます。

ありがとうございました。