買いました。
ホテルを出て映画でもと思ったがなぜか気乗りせず。
Googleマップを眺めたら駅のすぐそばに大きなホームセンター。
この数年の再開発がらみで最近オープンしたようなので、
偵察(?)も兼ねて行ってみると超巨大で。
どこになにがあるのかさっぱり分からん。
つーか、具体的に何かを買おうとしてたワケじゃないので、
なおさらウロウロ。
いろんな道具や部材などが並ぶ店内は、
見ているだけでも充分楽しいのだが、ふと思い出した。
「オーディオラックを移動する時に使うヤツ、あるかも」
以前に書いたブログから商品名を見つけはしたが、
この巨大な店舗内からそれを探し出すのは不可能。
店員さんに尋ねようとキョロキョロしていると、
通路をシャキシャキと動き回る女性スタッフを発見。
元気の良い対応にちょっとしたイタズラ心が芽生え、
商品名や写真を見せずに口頭で説明。
「重い家具とか家電を移動する時に使う道具を探してるんですが」
「あぁ、はいはい。ここで少しお待ち下さいね」
そういうと彼女は小走りで売場に消え、
3分ほどで商品を持って戻った。
それはボクが探していた「軽がるキャリー」そのもので。
「ありがとう。まさにこれが欲しかったんです」
「それなら良かったです。
他に何かお探しのモノはありませんか?」
「うん?」
「これって、かなり重いモノをよく移動すんじゃなきゃ必要ないので。
何を動かすんですか?」
「オーディオラックなんだ。
これまでは人力で少しずつ動かしていたんだけどねぇ」
「それって脚付ですか?」
「うん。キャスター無しの低い脚に、
ペットボトルのキャップを被せて滑るようにしたの」
「そんなに重いモノなら、
もしかするともうキャップが傷んでるのかもしれませんね。
市販品にも似たようなモノがありますけど、ご覧になりますか?」
おぉ! 素晴らしい対応!!
商品の所まで案内してもらい、良さげなモノを即買い。
ついでに、使い切ってしまった透明のビニテも買った。
「ありがとうございます」
「いえいえ。こちらこそ、ありがとう。
スゲェ助かりました。
ところでさ、うちの会社で営業として働かない?」
彼女はうれしそうに笑った。